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あんしん想祭そうそうコラム>葬送突撃レポート

 
あんしん想祭 葬儀コラム記者
葬儀本来の役割や家族葬に関するトレンドを探りながら、葬儀従事者の経験を活かしてあらゆる葬送シーンを考えてまいります。
あんしん想祭記者はインターネット上の記事において、とき折々を取り上げて皆様と考えてまいりたいと思います。ご葬儀ご法事に関するお問い合わせは、メール又はお電話にてお気軽にご利用下さい。
そうそうコラム ・ あんしん想祭ワンポイントアドバイス
 
 
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■平成21年4月14日 お仏壇展示会レポート
 

突撃レポート
4月は仏壇関係の販売業者向けの展示会が多く開催されています。
なぜにこの時期にと考えますが、全国規模で何箇所において仏壇屋さんが集まっているところがあるのです。今年も今月初旬に行われた展示会に突撃レポートです。

場所は上野、実は上野から河童橋問屋街に向かってしばらく歩くと仏壇屋さんばかりの町があります。ここまでくると希望にあったたいていの仏壇が見つかりそうな気がしますが、これを一軒一軒あたるのも大変なことだなと思いながらお伺いしたのは、お仏壇の製造から販売までを手がける企業さんです。

仏壇は何のためのもの?
記者は日ごろから仏壇のあり方について考えております。いわゆるメモリアル家具としてのその確立です。仏壇が家具調になりその様子をかけてきた時点でいわゆる仏式の遙拝システムにこだわるものではないと考えています。
たとえば、無宗教の方や神道、キリスト教の方でもそこにあるのは仏式の仏壇ではなく、お部屋の様子に合わせた家具調のメモリアルシーン、それはご本尊やお線香ではなく、お写真やお花だけであったり、遺族が時折故人との語らう場としてお好きだった洋酒やグラスと写真がおかれていたりする。そうしたシーンが現代にはふさわしいのではないかなと思っていました。

提案がいっぱい
今回はまさしくそんなことを確信的に思わせていただけるような提案がいっぱいでした。装飾ろうそくや、プリザーブドフラワーでの装飾、工夫を施した明かりなど、どれも仏壇と呼ぶには、何かそこに一人の個性を感じさせることの可能性を醸し出していました。以前に取材でお伺いした仏壇屋さん聞いた話しでは、生活の多様化に伴い毎年新しいタイプの新型仏壇を発表されるそうですが、一人のお客様から買換え需要があるということです。
まさに生活の中で必要とされているもののあり方が、変わってきたといえると思います。

後記
普段はこうした取材のたびに、その町の周辺をぶらりとさせていただく記者ですが、この日はあいにく時間の余裕もなくとんぼ返りでした。次回に機会があれば上野公園でも歩いてみたいと思います。毎年どこかでこの時期開催されている展示会は桜の時期ということもあり記者の楽しみの一つでもあります。

 
 
■平成20年10月16日 おくりびと 
 
おくりびと公式HP http://www.okuribito.jp/
東北地方特有の納棺師をテーマにされた映画です。
少し遅くなりましたが、貴社は封切りの日に拝見しました。その日二回目の上映でしたが、入れ替えの映画館はその前も、その後もいわゆる実年層で満席でした。このテーマに関する意識の高さと受け止めております。
物語は、納棺師というきわめて稀有な仕事に着目、そのこころのゆれ具合は、記者も葬祭業に従事した経験から家族の感情を慮ったことを思い出しました。そうした意味では又家族に感謝の気持ちを新たにしたしだいです。
さて、納棺師は古くから伝承されたものではなく、東北の地方において必要として確立された業であり、今はそれがほぼ100%の利用率といわれております。その儀礼化されたものは、美しくも荘厳であると考えております。遺族が故人にしてあげられることと考えたときにそれは最上の送り方になるのではないかとも考えております。

関東では、納棺師という概念はなく、葬儀担当者や湯灌師が納棺をお手伝いいたします。特に湯灌師はご遺体の状況などを判断し、入浴湯灌から古式(清拭)湯灌までとあらゆる技術を身につけており、今までなかなか人の前で存在感を示すことのなかった効した異能の技術者達に改めて敬意を表したいと考えました。

物語のエンディングは、妻のわだかまりも癒えたとは言えずに、時の解決を見るようなそのときに、主人公の父親が、・・・・感動のラスト
若くして父をなくしている記者としては、涙の止まらないエンディングでした。
映画が上映中のため内容の詳しい記載は控えさせていただきます。この映画が出来ましたらロングランにより多くの皆様がごらんになれますことを期待したいと考えております。


追記 おくりびとから半年
上映開始から半年がたって、まだまだ話題として新鮮であるこの映画、この間にアカデミー賞外国語映画部門作品賞も獲得し、その名前は知らぬ人がいないほどの映画となった。
改めて振り返ると、日本人は弔いを忌みごととして生活から遠ざけることが普通でしたが、この映画の見せる、人の生活やコミュニティそして大自然から醸し出すものは、生死をひとつの流れとして受け止めることもできるのではないでしょうか。
誰もがいつかおとずれる死について、少し考えることのきっかけを与えていただけたような気がします。またそうしたことを世界中の人が同じく感じていたことに気がつくほどの世界からの評価を得た映画でした。
作者の意図しているところからは別にして、映画は見る人の理屈で育っていくものだと思います。実は映画好きな記者は勝手にそんなことを考えながら、自分の中のライブラリーに確実になる映画と実感したのでした。

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■平成19年10月28日 エンディングセミナー潜入レポート
 
ちょっと聞きたいお金の話
こんなことが書いてあった今回のセミナーの告知、ここは今年の4月にも潜入レポートに伺いました。神奈川県の葬儀式場です。伺うと春から今ぐらいまでは毎年定期的に展示会やセミナーを実施しているとか。特に今回は銀行の講師もありとのことで、弔いの潜入レポートです。

大盛況のセミナー会場
記者が現場に到着したのはセミナーが開始される少し前、まもなくセミナーが開始される会場はもう満席状態でした。定刻の10時30分になってもまだ受付をされている方が要るほど大盛況です。
定刻になるとそんなお客様の落ち着く様子を待っているようで会場の係りの方から施設の説明がありました。この会場は普段葬儀を実際に行っているところで、祭壇が飾られる場所に今回の講師の方のいすが置かれています。
二階には個別の相談コーナーと料理の試食コーナーや、話題の宇宙葬のビデオが流れたコーナーもあるとのこと、皆さんそんな説明にもメモを取るんですね。程なく銀行からの講師が紹介されてセミナーがスタートしました。90人ぐらいでしょうか?式場は生徒さんであふれています。

充実の内容に満足
セミナーは内容が三部構成にされて、一部銀行講師による預貯金の取り扱いの問題、家族で不幸があったときや、相続に関することだけでも結構いろいろあるんだなあと感心しきりのお客様たち、なるほどこうしたことがわかるだけでも安心できるんだなあと頷くきしゃです。
二部は式場を提供した葬儀社からエンディングノートの活用セミナー、一口に葬儀の不安と言ってもお金からしきたり、様々な難問があることは解っていてもどうやって解決したらいいのか不安は募るばかり、そんな問題がエンディングノートと言うもので結構解決できるんだなあと実感できる話が盛りだくさんです。
最後は質疑応答の時間、このときに手を上げられる方の多いことには驚きました。積極的に知りたいと言うことを、実践されている方が多いと言うことです。こうしたセミナーを通じて少しでも解ることが出来るのはありがたいことですよね。


 
 
セミナー風景
後記
 最近は葬儀社の式場によるこうした催しものが多いことに気が付きます。葬儀社の思惑は別にして、こうした催事はみな無料で提供されることがほとんどです。お葬式に不安や問題を抱えている方は、これを利用しない手は無いなと実感しました。今回は張ると同じ式場からの情報でしたが、こうした情報をお寄せいただければ積極的にレポートに出かけたいと考える弔でした。

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■平成19年10月13日 阿部典史選手やすらかなれ
 
やってまいりました。ここが天下の青山葬儀所
乃木坂駅を地下から5番出口からで地上へ、お伺いしたのは葬儀の日の朝、まだお式までは2時間はあろうかという午前9時前です。すでに受付スタッフは配置が整い万全の体制のようです。幸いにも好天に恵まれたことはおそらく故人の高徳なのでしょう
開式前のあわただしさか、会場ではおそらく前の夜に通路を埋め尽くされたであろう展示用のパネルが、順番に掲示されてゆきます。圧巻のごとく場内から通路にいたるまで超過で埋め尽くされた青山葬儀所、あと数時間で始まるであろう厳粛な儀式の準備と言うこともあり、スタッフの皆さんのまなざしはみな厳しい。

さすがに昨晩の通夜で2000人の弔問があったという報道の通り、いたるところに多くの会葬者に混乱の内容にと配慮されているのが分かる、駐車場がないのだ、駐車場には人々の動く導線が想定されて青いロードコーンが分かりやすくその道案内を勤める。

青山葬祭場に入ると、先ずは正面にある看板が目に飛び込む、アルミのフレームに施された大型の看板、そこには故人の名前が、目線を式場側に向けると早速ファンの方という通路が目に付く、関係者とファンの方との区切りをつけて、混乱や様々な事故を回避することも、葬儀社の提案次第と言うのがよくわかる。葬儀社において同じ式場でもこんなに違うものかと感じることがたくさんあるからです。

さて、話題になっておりました祭壇ですが、思わず感動と言う次第、何しろ大きい、デザインを施された生花祭壇は奥行きや深みをしっかりと感じさせることが出来ている。その真ん中で、歓喜にあふれる笑顔の故人の遺影、その様子からおそらくはレーシングにおける優勝の一こまだと分かる写真である。

その笑顔の下には、二台の大きなオートバイが生花祭壇のポイントとしてしっかりとその存在感をアピールしている。目を細めるとそこに故人がまたがっているかのような錯覚さえ覚えるような空間が出来上がっていました。
展示用パネル
アルミのフレームに施された
大型の看板
ファンの為の献花場所
遺影に並ぶバイク
後記
今回は突然時間が取れてのレポートになりましたが、本来お葬式に出かけるとはそういうものです。新鮮な気持ちでお別れの空間に接してまいりました。こうして葬儀の時に多くの交友関係やファンの存在が改めて知らされると、ご家族の無念はさぞかしつらいものが有ったのではないでしょうか?先ずは遺影に手を合わせた本日の突撃レポートでした。

阿部典史選手やすらかなれ 合掌

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■フューネラルビジネスフェアー 6月某日探訪
 

ここは横浜港町
あのみなとみらいの会場で行われました。「フューネラルビジネスフェアー」にいってきました。といってもこの情報はあまり知られていません、どんな展示会なのかと申しますと、葬儀業者さんのために葬儀関連事業社さんたちがご提案や商談を行う展示館なのです。一般に言うとフューネラル(葬儀)とビジネスと言う言葉が組み合わされると何か違和感を感じませんか?
葬儀では、真心こめてとかよく言われますので、ついついお仕事と考えると批判されるような感じになりますが、プロとしての仕事とサービスの向上と言う感じで驚かされた展示会でした。

あらゆる業者さんが真剣に
葬儀の世界ではどんなビジネスが展開されているのでしょうか?それは年々変わってきているそうです。いくつかのジャンルで分けると、湯潅の実演、仏衣の企画、など故人の為に関連する提案、返礼品のパッケージ商品や新たな商品の提案など、いわゆる物販につながるもの、お線香や、お数珠などのいわゆる当たり前にあるだろうと思っていたものはそんなに見かけませんでしたね。
大きなものでは、キラキラと輝く布できれいに飾られたお棺や、会場内に並べられたお棺、生花の大型祭壇などがドーンと言う感じで並んだ様子は圧巻でした。しかも某有名華道家のデザインによるものとか、なるほどなあと関心仕切りです。気がついたのは葬儀社さんが葬儀社さんとの提携をしようとしているような提案が目に付きます。どこのブースでもやはり質の向上の為に業界内でのご提案をされているのです。前向きなように感じながらも、M&Aは葬儀業界にもあるのだなあとつぶやく弔いでした。

さらにお勉強の場として
会場の別棟では、葬儀社に向けたセミナーが開催の二日間びっしりとしたタイムスケジュールで行われています。マスコミやメディアで取り上げられる葬儀社は何か不安ばかりですが、どうしてどうして、こうしたところで出会える葬儀社さんは生活者のニーズに応え質を上げていこうとする死生があり、こういったセミナーにもお金を払って参加しているんだなと、こんな風景からあんしん想祭の目指すところを実感してきました。

暑い日でしたね
時は6月のとある平日、会場を後にした弔いはめったに子ない横浜の町に浮かれてぶらりぶらり、なんと暑い日差しでしょうか?まだまだ夏本番とはいえない時期に弔いを癒してくれたのは、さわやかな風と港の風景、そして楽しみにしていた中華街での食事でした。

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■週刊ダイヤモンド2007/05/26の特集を読んで
 
タイトルはまさしく「葬儀ビジネス大激変」とある。私弔いもそうそう記者としてほぼ同意出来る記事が並び大きくうなずいたしだいであります。大変参考になるものと考えましたので、今回はこれを弔勉(とむらいつとむ)の突撃レポートとさせていただきます。

記事は葬儀が行われる場所、いわゆる式場のシェアについてから、会計の不透明と言われる問題から透明化に取り組んでいる実態までや、異業種からの参入により葬祭業界が大きく変化を遂げようとしている様子まで、わかりやすく記事にされており一気に読み進むことが出来た。

又、他の誌上ではなかなか拝見することのなかった東京の霊柩車事情や火葬場事情が別枠でコラムされており、これは特筆しておきたい、さらに記事は単に善悪構造の業者批判ではなく葬儀社により販売価格が変わってしまう状況も解りやすく説明した上で、業者選定のポイントなどが分かりやすく表にされていました。これは今後当サイトにおいても参考になる表現であったと思います。

ただ、よく聞く葬儀社さんの名前ばかりで、もう少し独自の着目が出来る葬儀社さんが見えると又一段と面白いのではないかと思ったのは、おそらく私があんしん想祭の立場で読ませていただいたからに違いない。

只、気になるのは、騙される。騙されないと言う、文中にも登用されていた表現や考え方なのですが、あからさまに文字にされるとどうしてもメディアにおいてはきつい表現になってしまうと受け止めました。葬儀社と生活者をつなぐために如何にすればと思っていますので、よい葬儀社の選び方と言う形の表現になかなか至らないのは、いずれのメディアでも残念でならないと思います。
巻末に都内の霊園事情まで記載されており短いながらうなずける内容が満載の記事でありました。

中吊り広告画像:http://dw.diamond.ne.jp/number/070526/index.html#nakazuri

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■平成19年4月22日 葬儀社展示会潜入レポート
 
お葬式お見積もりのコツ
そう題された展示会に潜入です。神奈川県のとある葬儀式場で葬儀の展示会を開催するとの情報を入手しました。面白いなと思ったのはそのタイトル「お葬式お見積もりのコツ」、祭壇や料理の展示もあるのですがなるほどこのタイトルにはぐっと惹かれるものを感じて… 弔(とむらい)の潜入レポートです。
アンバサダー登場
式場に入ると驚くほど明るい雰囲気、各所に花をあつらえ明るいライティングが施されています。係りの方に伺うと、最近は葬儀式場のこういった雰囲気でされているのが多いとの事です。なるほど、先入観では暗いイメージの葬儀式場の雰囲気を持っていましたが、早速頭の中をリセットしました。
受付で簡単なアンケートに答えて、気がつくと記者の傍らには女性が一名立っていました。今日の場内のガイドをしていただけるとか、湯灌の衣装展示、生花祭壇と一回のメイン会場はさまざまな展示の中で相談コーナーが設けられています。
相談員がいるのかと思いきや、先ほどのご案内係りがご相談員に変身、案内をいただいた雰囲気のまま安心してご相談が出来る工夫がされているなと感じました。お見積もりも詳細な記入をいただき納得です。次回はもう少し具体的なことを聞いて詳しい見積もりをしていただこうと思える対応でした。

会食もお勉強
二階に上がると、そこは料理や返礼品の展示と試食会場です。注目は家族葬の為の提案と言うコーナーが設けられていたこと。まだ商品化されたパンフレットに載っているものではないのですが、少人数や近親者による葬儀にはこうしたご依頼も可能ですとの提案です。なるほど、葬儀のトレンド対策も充分ですなとうなずいてまいりました。
二回の傍らには、宇宙葬のビデオが流れ、海洋散骨などのご質問も出来るようになっています。さて頃合もよく席に案内されて、自慢の通夜料理とお茶が供されました。何か食べにくいなと思いながらも先ほどのガイドの方が同席されて、お勧めいただきながらご一緒に会話を交えて会食になりました。
「私たちもこうして料理を頂いた時の、お客様の生の声がいただけますからね」
そうお聞かせいただき安心して、料理を堪能しました。
会場各所には、デザインされた生花が彩ります。

会食をしながらの相談も大盛況

少人数だから出来る希望のメニュー
空は快晴、風にあおられ
おりしもこの日は地方選挙の日、数日来の悪天候も雨は上がったもののやや強風と言う状況のながら、お伺いするとかなりの来場者があったというお話、責任者の方のおはなしでは、図らずも投票日に重なってしまいましたが、投票をされた方々がそのままご来場をされたような様子もお見受けしましたとの事。たのしみながら色々な勉強が出来た一日でした。
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■平成19年4月3日 お仏壇展示会潜入レポート
 

目的はいったい。
年に二回実施されるお仏壇展示会、日本中から仏壇屋さんが集まると聞いて、しかもそれがきしめん、味噌カツ、ひつまぶし、上手いもので有名な東海地区では、弔はいてもたってもいられませんでした。早速潜入です。

会場はいずこ?
東京は久しぶりに肌寒い一日、しまいこもうとしたコートを着用して新幹線で移動、この日の彼の地は春真っ盛りの暖かな陽気でコートなど全くいらない感じです。はるばる来たなあと言う感じで一日が始まりました。駅を降りるとタクシー乗り場へ、運転手さんに尋ねても展示会場をわかる人がいないんです。なるほど一般の方に対する広告はしてませんからね、今回はお仏壇屋さんに対する専門会社の展示会ですからなんて納得しつつ、あらかじめいただいていた地図で何とか現場へ到着です。

奥が深くて…
会場は8階建てのビル全て、聞けば日本中からこの展示会に来られている方がいるとか、なるほどと感心などしながら受付を済ませてから8階へ、ここはすこし流行を過ぎた仏壇が展示してあるということ、「へー流行ってあるんだ?」何を聞いても驚いてしまう弔です。トレンドといわれる家具調の現代仏壇にウットリしたり、荘厳なる金襴仏壇だらけの階では驚くほどのまばゆさに接したり、仏像のコーナー、仏具やお数珠のコーナー、こうした業界でも沢山の新製品や提案があることを改めて知りました。
「奥が深いぞお仏壇」
朝の10時から4時間半たっぷりのお仏壇展示館でした。

後記
この日の東海地区は好天気にめぐまれ、時間もあったので駅からタクシーでお城まで行ってきました。満開のサクラと暖かな日差しのかなで美しいお城の景観は何とも癒された弔でした。さらにこの日のもう一つの目的の地元の美味しい物は、展示会場で提供されたきしめんで堪能、それ以上は贅沢と言うもので自分を納得して岐路に着いた弔でした。

 

会場各所には、デザインされた生花が彩ります。
 
豪華な金襴の空間にびっくり
 
満開のサクラが迎えてくれたお城見学
 
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■平成19年3月31日 寺院研修会潜入レポート
 
お坊さんばかりのセミナー
東京都内のとある寺院で開催されました。ご僧侶の研修会に参加をする機会を得ました。
参加者がみな普段着の受付けは全く普通のセミナーなどと変わらない風景、この光景だけを見た方は、まさかこれがお寺のご住職のお集まりとは誰も気がつかないと思います。
セミナー参加の方に伺うと、皆さん最近ご僧侶の学校を卒業されたばかりの方が多いそうです。この時点で学校があることにびっくりするも、考えてみればそれはそれで当たり前なのかなと納得をしました。そうしてみるとここにいる皆さんは、学校を卒業しながらさらにお勉強に集まったというお仕事に熱心な人達なのですね。
行きも帰りもサクラの花でリラックスです。
 
危うく熟睡のとむらいでした。
どんなことをするのだろうか?そう思って午前10時に本堂の中で着席、ご本尊様に向かって左右の席が埋まります。講義と言うよりも実際のお通夜とお葬式のお経を本番さながらに行うということ、見れば祭壇には、にこやかな表情を浮かべたおばあちゃんの写真、その横には白木の位牌と並べて、しかも式場内の入場から退場まできちんと行うわけです。こういっては失礼ですが、実際のお葬式もよほどお経をご存知な方でない限りその時間は長い長い時間です。ましてや本当のお葬式と言うわけではありませんから、そうですはっきり言って退屈ですよね。
 
勿論焼香もやりました。
眠ってもいられません、通夜の儀、葬儀、初七日供養、全てを実際にお経を頂く中で全員が焼香をするのですから、必ず立ち上がったり、焼香したり、お題目唱えたり… しかもそれらをきちんと見張っている人がいてね、後で注意をするって言うんですよ、緊張しながらお焼香した雰囲気は実際のお葬式に近かったかもしれませんね。
午前中の総評が下されました。お勤めをされた導師と脇僧のかたに少々のご注意がありましたが、皆さん概ねお褒めの言葉を頂きほっとしてその表情も緩みます。なぜか私もほっとしたりしてね。
研修会での焼香風景。

ご住職から有難いお言葉
はっきり言いますと、私、弔は子供の頃山寺の近所に住んでおりましてお坊さんが、いつも「おしょ〜うさん、あそぼ〜」なんて、今覚えば罰当たりな子供でしたね。一緒にご飯をいただいたり、じっとお話を聞いているだけでもなぜか安心するんですね。でもそもそもお寺で説法をするのってそういう事なんじゃないのかなって?ふと思いました。
余談ではございましたが、お寺でお支度をされたお昼を頂戴して午後はご住職のおはなし、ご住職の自らのご経験檀を中心に、現在お寺を運営されていること、実際のお勤めの時のご注意などをお話され、参加者の熱いまなざしに触れながら、有意義に聞かせていただきました。

後記
見渡すと、参加者の皆さんは第二の人生と言ったご年齢、やはりお勉強をして身につけたお経をなんとか披露する場を求めているようでした。ふと思ったことはお寺さんのお仕事ってお葬式のご縁でないとなかなか庶民とのお近づきにはならないんだなあと言うこと、如何に癒しを提供できることが出来るのか?僧侶もサービス業ではないか?と言うお話も出たようです。

 
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