平成21年4月21日 読売新聞、首都圏くらしページ
◆ あんしん想祭コラム記者
今回記者は、直葬について書かれている新聞紙面にスポットを当てたい。
葬儀社のいわゆる業界用語として存在をしていた「直葬」。正直を言いますと、あまり好きな言葉ではありませんでした。
ただ、その言葉の持つイメージがわかりやすく、お葬式がわかりにくいとされている生活者にも、簡単に理解されたものだと思います。昨今の小規模化や簡略化傾向の家族葬から更なる究極の葬送スタイルとして確立された感さえあります。
葬儀を文化として捉えている記者としては、この流れも現代のひとつの文化の流れであると見つめています。それぞれの価値観がどこにあるかで葬儀のスタイルはもっと変化してくる事でしょう。
ここで、ワンポイントアドバイスですが、直葬は文字通り、通夜葬儀を行わずに火葬にいたる儀式ではなく、いわゆる処理を目的とした葬送スタイルですので、遺族の決別の為の時間が用意されているわけではありません。
実際に直葬をされた方の多くはその事に驚かれている方も少なくはないと思われます。十分なご遺族間でもご相談やご決断が必要です。「直葬」を検討する。具体的に考えることをする。一部のご事情のあるか対外は今までは考えられなかった事だと思いますが、こうした流れも生活者が葬儀を事前に考える事につながり、それぞれが悔いのないお葬式を行われる為に考えるという。大きなきっかけになることを望んでおります。
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